『砂の栄冠』という高校野球漫画を読んだことありますか?
『ドラゴン桜』で有名な三田紀房先生が描いたこの作品、
- 主人公はイケメンで賢い名選手ですが、性格がどす黒い
- ほかの選手はザコ
- そして監督がクズ
という鬼設定の漫画なんですが、めちゃくちゃおもしろいんです!
で、とくに監督のガーソがヤバすぎです。
一見よさげな経歴ですが、
試合中に「メンヘルか!」ってぐらい一喜一憂するし、
無能なくせにかっこつけだし、
あることないことマスコミにふきこむし、
失敗は部員のせいにして、勝てば自分の手柄にするしで、
ウチの上司かと思ったわっ!!
身近にいるしょーもない人をここまで再現できている漫画はなかなかないですが、自己啓発的にはかなり使えるなと。
というわけで、
本記事では「こういうリーダーになっちゃいけない」の代表事例として、監督・ガーソの経歴、評判、愚行をまとめて紹介いたします。
ガーソを反面教師として、みなさまの学びにつながれば幸いです!
『砂の栄冠』ガーソのキャリアと評判
ガーソは最初、公立高校の監督として甲子園に春1回、夏2回に出場している有能な監督として登場します。
でも、実態はどうなのかというと、
前任の監督が猛練習で鍛えあげたチームを引き継いだだけだったり、
たまたまスゴイ選手が活躍して甲子園にでれただけの、ただツイてた人でした。
ちなみに甲子園観戦マニアはガーソのことを
ランナーがでればバント、それが失敗したらエンドラン。
どんな状況でもただ同じことを繰り返す無能監督
と分析しています。
そう、ガーソはリスクを取らないけど責任も取らない。
ようは選手からみて使えないヤツだ、と。
というわけで、身近な関係者からの評判は最悪です。
野球部の部長をしている小沢は、ガーソをセコくて汚ねえヤツと言ってますし、
急に思いつきで選手交代された正キャッチャーのゴンは、
あいつ…バカじゃねえの?と毒づいています。
この時点でまったくいいところなしのガーソですが、
と逆に気になってきますよね。
というわけで、次の章でガーソの奇行・愚行のかずかずを紹介します!
『砂の栄冠』ガーソの特徴
それでは、無能といわれるガーソの具体的な事例を紹介いたします。
嫌なことがあったら沖縄へ逃げる
わざわざ沖縄まで行っちゃうのがおもしろいですが、いますよね、こういうひと。
しかも、こういう人は面倒なことがおこりそうな日も休んだりするので要注意です。
批判的な意見は聞かない
そして、都合の悪いことは聞きません。
傷つきたくないのかもしれませんが、一周まわって逆にハートが強いですよね。
悪い結果は全部選手のせい
プレイヤー(現場で対応する課員)は基本的に損する運命を負います。
当たり前のことしか言わない
うちの上司と同じです。
しかもたいがい話が長い。
誰よりも早く諦める
着眼点がおもしろい(笑)
他人事だから、あきらめも早いんですかね。
サインがバレバレ
本人は絶対ばれてないと思ってるパターンです。
仕事でも、
商談や会議で上司がバレバレのリアクションして、相手に意向がバレるときがありますが同じ系統です。
大舞台で一番緊張する
なんでプレイしないおまえがテンパってんだよ!って感じですが、
(といいつつ自分もそうならないように気をつけねば…)
こうなると…
わけわかんない指示を出したり、
石のように固まったり、魂がぬけて幽霊になったりして、
いる価値がまったくありません。
でも、意外と勘違いして見られることもあるから、世の中わからんもんです。
かっこつけ
自分好きなガーソは基本的に目立ちたがり屋で、かっこつけです。
だから有名な監督が前に出て指揮をとっていたら、
自分もマネして出てくるし、
部員に指示したあとに自己満足なポーズをとってます。
冷める部員と満足するガーソ。
この温度差が好きです。
すぐ手のひらをかえす
さっきまでヘコんでいたとは思えないくらい、気持ちの切りかえが早いです(笑)
仕事でも、
ブチ切れてるときに得意先から電話がかかってきたら、ネコのような声で応答する人がいますが、
あれすごいですよね。
使えそうなセリフをパクる
これもウチの上司そっくり。
このまえ自分が説明したフレーズを別の機会で上司が自分にドヤって言ってくる、あれです。
なぜこういうことになるのか不思議ですが、一方で、
キラーフレーズをパクるために、よくアンテナ張ってるよな
と感心もしています。
全部自分の手柄にして話す
試合に勝ってインタビューをうけたときでも
たいがい事実とちがうことを話したり、
ここぞとばかりに自分の手柄にして自己PRを始めます。
でも、たいがい相手に見抜かれるし、期待に応えられていません。
どうでもいい件の判断が的確
甲子園でプラカードを持って入場するマネージャーを選ぶとき、
的確な判断を下しています(笑)
『砂の栄冠』ガーソの実態まとめ
本記事は『砂の栄冠』に登場する無能監督・ガーソの特徴をまとめて紹介しました。
基本的には、
「ガーソみたいなリーダーにならんよう気をつけなきゃね」
と思ってますが、一方で、
「人は長所で尊敬され、短所で愛される」
という言葉があるように、ガーソが親しみやすくみえるときがあるのも確か。
やはり人間、バランスが大事だし、短所も使いようだよなと思いました。
『砂の栄冠』は笑えるし、勉強にもなるオイシイ漫画なので、
興味をもったあなたはぜひ読んでみてください!
『砂の栄冠』を無料で読む方法
『砂の栄冠』がどんな漫画か気になってきたあなたに、
お試し期間などを活用すれば『砂の栄冠』が無料で読めちゃうサービスを紹介します。
U-NEXTで『砂の栄冠』を無料で読む
映画、ドラマ、アニメなど最新作から名作まで、190,000本以上配信されている動画見放題サービスです。
70冊以上の雑誌やコミック(電子書籍)も読み放題になりますし、毎月もらえる1,200円分のポイントで 『銀のアンカー』、『ドラゴン桜』、『アルキメデスの大戦』など三田紀房先生の作品が読めます!
※本ページの情報は令和2年10月6日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
\31日間無料でお試し!/