就職活動のエッセンスを漫画でわかりやすく学びたいと思いませんか?
そんなあなたには、
『ドラゴン桜』で有名な漫画家・三田紀房先生が大学生の就職活動を描いた作品『銀のアンカー』(全8巻)をおすすめします。
『銀のアンカー』は、カリスマヘッドハンターである白川義彦が、就職に不安を抱く学生に対して就職活動でのポイントを伝授していくストーリーです。
ちなみに、
『銀のアンカー』の何がそんなにいいかというと、
就活のイメージがしやすくなるところです!
しかも、
- 会社側と学生側の考え方のズレ
- どの会社も求めるような新人像
といった雇用における本質的なテーマが学べるので、
知ってる学生のほうが面接でいいアプローチをできる確率が高いと思います。
というわけで、本記事では『銀のアンカー』を題材にして、
就活時に知っておきたい基礎知識をまとめて紹介します。
『銀のアンカー』の登場人物紹介
そえでは、まずは登場人物を紹介します。
白川 義彦
- ニューヨークに住んでいるカリスマヘッドハンター
- 仕事できて金持ちでイケメン(キャラ最強すぎ)
- あだ名は「ニューヨークの草刈り機」
※白川の通ったあとには草一本生えない、の意味らしい - 冷静で丁寧
- ときどき黒いキャラが出てくる
- 営業をなめると、キレる
ちなみに三田作品では、
イケメンで鬼のように頭の切れるキャラがたいがい1人でてきますが、
『銀のアンカー』の場合は白川がソレですね。
田中 雄一郎
- 新潟県長岡市出身
- 四谷学院大学国際コミュニケーション学部3年生(一流大学)
- おだやかで人当たりがいいが悩んで動けない性格
- 映画好きで映画研究会に入ってるが何もしていない(えっ!?)
- 公務員志望だったが勉強が続かず断念
- 就活ではずっと会社選びで悩んでいる
- 困ったら床に転がって股に手を挟むクセがある
四谷学院大学のモデルは、
上智大学か青山学院大学、または2つが合体した大学かと思われます。
田中のイメージから、
と思っちゃいますが、就活イベントで出会った蒲田経済大学の松本に
「四谷学院?もっといい企業いけるじゃん」
「もったいないね。せっかく有名大なのに」
と言われているので、
四谷学院大学が偏差値の高い大学であることがわかります。
北沢 千夏
- 四谷学院大学国際コミュニケーション学部3年生(田中の同級生)
- かわいい
- 好奇心旺盛で活発
- それでいて誠実
- でも彼氏なし(なぜ?)
- 白川がワインを飲みながら放った、「夢…いいじゃありませんか。思い切ってチャレンジしてみたらどうです?」発言により、憧れの女子アナを受験する
でも…やってみろって言われてやらないで
ああ…やっぱりやっとけば良かったって後から思いたくないじゃないですか
これは千夏がフジヤマテレビの選考に行ったときに、大物プロデューサーを驚かせた一言です。
越山 寿男
- ドラマでヒット作連発!フジヤマテレビの超大物プロデューサー
- つねにグラサンとアロハシャツのヤカラファッション
- 人の能力を見極める嗅覚がハンパない
- そして、実際に女子学生の匂いをかぐクセがある(ほぼセクハラ)
- でも、真面目なときのキャラは熱い!!
松本 貴弘
- 蒲田経済大学3年生(3流大学)
- イケメン
- 最初は性格がゲスい
- 上昇志向がハンパなく強い
- 自分のポジションのなかでできることを考えて、リスクを取りにいく行動派の策士
- 田中と知り合った時点ですでにインターンシップ経験あり&企業イベントを12社参加している猛者
- 一流大学の意識高い学生を取りまとめて就職勉強会を主催している
- 将来、起業したいと考えている。
たしかに僕は三流大学の学生ですが人間としてのプライドはあります
知名度が低いというだけで拒絶されおめおめと引き下がる訳にはいきません
底辺大で一発逆転を狙っている松本が天下のデベロッパー・松菱地所の人事部長に放ったセリフです。
松本は1つ1つの言動や行動が炎上しそうなキャラで、
某掲示板で「あいつ、サイコパスじゃん」と言われたりしてますが、
度胸と行動力はメジャー級ですよ。マジで。
『銀のアンカー』から学ぶ就活の心構え
それでは、『銀のアンカー』の中から、はじめに知っておきたい就職活動のリアルを紹介します。
職に就くとは、乗り換え不能なエレベーターに乗るようなもの
どういうことかというと、
と考えたりするけど、
日本で勤務先のランクや待遇を上げていくのは、なかなか難しいよという話です。
業界によっては異業種を受け入れない閉鎖的なところもあるので、最初の会社選びはとくにしっかりやりましょう。
大学3年生になって就職を考えるのは、完全に出遅れ
北沢千夏に就活の相談をもちかけられたとき、白川が放った一言です。
ということですが、
個人的には大学に入ったら、ぼんやりと考え始めるのがいいと思います。
しかも自分の両親を見ながら、
自分の価値観や長期的なライフプランを考えて将来の選びをするのがよいかと。
- 20代…好奇心旺盛で、あれこれ遊びたい
- 30代…結婚して子供いるかも。マイホーム持ちたい
- 40代…課長になるかも。家庭の喜び・悩みが増えてるかも
- 50代…体力低下。子供の成人。退職後のことを意識し出す
- 60代:退職。第2の人生スタート
ちなみに、わたしは20代しかイメージせずに大企業に就職しました。
で、短期的には満足してたけど、20代半ばに長期の人生を考えたとき、
と思って転職しましたからね。
長期思考は大切にしてください!
就活生のほとんどは、人気企業ランキングで選んでいることを自覚せよ
まぁこれは仕方がないですよね。
ここで知っておきたいのは、
- 大半の学生が同じことを考えて、同じような会社を受けていることを理解しておく
- そのなかで、その他大勢と自分がどう違うのかを考えておく(差別化)
ということです。
自分を差別化するために、
自分は志望する会社にどういう点が合っていて、どんな役割を果たせるか
を考えてみてくださいね。
大手ですら、地球からみたら歯車
就活をするにあたり、
と考えたことがありませんか?
「中小企業やベンチャーに行けば、新人でも自分の裁量でいろんな仕事ができる!」
と思うかもしれませんが、
現実は大企業が得意先になっていて、弱い立場で交渉しなければいけないことが多いです。
だから白川は、こういいます。
学生は「歯車」にこだわるが、大企業も世界から見たら歯車であると。
誰もが地球の歯車になっているなら、
もう「歯車か否か」で会社を選ぶ必要はありませんね。
就活は、まず動くこと。アクションを起こすこと
社会人となっている今だからわかりますが、就活は場数です。
とか
と悩んで動くことを止めてしまうこともありますが、
場数を踏んだものから内定していく活動と捉えて、まず一歩を踏み出してみてください。
日本におけるサラリーマンの気質は「切腹の文化」
って思いますよね?
でも実際に社会に出て、いろんな会社の人と接してみると、
結構「ハラキリ文化」って当たっているなぁ、と思いました。
次の例えがすごくわかりやすいので、見てみましょう。
「失敗からの切腹」を今風にたとえると、
「失敗からの解雇 / 降格 / 左遷 / 出世コースから外れる / 仕事できないフラグ」
といった感じでしょうか。
では、1回の失敗ですべて台なしになるのかというと、
これは失敗の重み(程度・内容)、頻度、社風によるので何とも言えませんが、
ここで覚えてもらいたいのは、
私たちサラリーマンの大半は、「失敗を恐れ、無茶をしない性質」を持っている。
そして、「自由な社風」を掲げている会社であれ、会社は基本的に「失敗が嫌い」
ということです。
ちなみに、誤解しないでほしいのですが、
これは「挑戦しないほうがよい」という意味ではありません。
会社は、
失敗への意識が高い人(失敗を回避するために予防したり、落ち着いて対応できる人)
がする挑戦は大歓迎なので。
就活では、ぜひこの性質を意識して自分をPRしてみてください!
『銀のアンカー』の名言から学ぶ就活準備・心構えのまとめ
本記事では、『銀のアンカー』のなかから、就活の心構えをまとめて紹介しました。
とくに、
就職活動は自分の価値観を大切にして会社を探す
動いたものから内定に近づいていく
ということを頭に入れておいてください。
そして良かったら、ほかのテクニックもご覧ください(^^)
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