会社員として働いていると、休みを取りにくいことがあります。
て感じで。
これ、すごくわかります。というのも私も昔は社畜だったので。
数年前までは、「自分の評価を求めて」 そして「評価が落ちないように」 と、休みたいのをグッと我慢して働きまくってました。
結果として評価は上がりましたが、常にダルいし、周りの社員からは、
とか言われるので、ずいぶん体調を気にしたものです。
そして、ある時、思いました。
「なんで俺は、ここまでして働いているんだ」と。
そこで、
「しっかり仕事するけど、休みもしっかり取ってやる!」
と決意して、あれこれ試した結果、
2014年からは休みをしっかり取る人間に変身することができました!
というわけで、この記事では「会社で休みが取りにくいメカニズムと上手な取り方」について、具体的に書いていきます。
※すぐに具体的な取り方やマインドを見たいかたは、目次の「2」をクリック!
年次有給休暇が取りにくい原因~あなたの問題?会社の問題?
「休みを取る方法」をお話しする前に、まずは「休みが取りにくいメカニズム」を一緒に考えてみましょう。
それでは、想像してみてください。
あなたは会社で休みを取りにくいと考えていますが、
それは会社のせいでしょうか、
それともあなたにも原因があるのでしょうか?
休みが取りにくい原因が頭に浮かびましたか?
旅行サイト「エクスペディア」を運営するエクスペディア・ジャパンが2018年12月10日に発表した統計を参考にすると、
休みが取りにくい原因は、
「日本の会社」と「私たち自身」のそれぞれに課題がある
ということが示されていました。
さっそく調査結果を見てみましょう。
まず、世界の主要な19か国のなかで日本の有休取得率は3年連続で最下位。
そんな有休を取らない日本ですが、
日本で「休み不足」と感じているかの意識調査をしたところ、
管理職層となる50歳以上の休みに対する意識が低く、認識の差が浮き彫りになりました。
残念ながら、ホイホイと休ませてくれるホワイト上司はまだ少ないのが現状です。
しかも今の日本は、
価値観の古い上司が休みにくい空気を作ってて、
その上司に気に入られたい部下が休もうとするスタッフの文句をいう構図なので、
休みをとるのは本当に大変です。
さて、今度は、休みを取る側の調査結果です。
わたしたちが休みを取らない理由ですが、
1位の「人手不足」は、効率化で人手がたりないなか、自分がいないと仕事が回らないと思って、休まない人が多いようです。
2位の「緊急時のために取っておく」は、もしもの時に備えて有給を取らないでおく、ということです。
が、備えておいたら意外とふんばって結局使わなかったりします(涙)
3位の「仕事する気がないと思われたくない」は、周りの社会を気にしやすい日本人独特の考え方です。
どう思いましたか?
わたしはこの統計をみて、ゾッとしました。
特に、休みを申請する人の心理。
「自分がいないとマズい」
「周りの目を気にしてしまう」
ですよ?
昔のわたしもそうでしたが、あまり遠慮していると、
と判断して、それを当たり前に思ってしまうので要注意です。
ということで、ここまでを整理すると、
- 日本の会社は、今のところ、休みが取りにくい
- 原因の1つは、休むことに対する上司の理解がないから
- その他の原因として、休みを取りたい私たちは評価や周りの目を気にするから
ということを覚えておいてください。
そんななか、「私たちはどのようにすれば休めるのか」について、次にお話ししたいと思います。
年次有給休暇を取るコツは、自分がブレないこと!
会社の環境や上司の考えも重要ですが、休みを取るうえで最も大切なのは、
「自分の気持ちがブレないこと」です。
参考として、次のグラフをご覧ください。
これは有給休暇の取得に罪悪感を感じる国の統計ですが、「やっぱりな」という結果になっています。
そう。
私たちは休むときに「罪悪感」を感じてしまうんです。
会社や上司が休みを取りにくい空気を出している面もありますが、
まわりを変えることは難しいので、
まずは自分を変えて(ブレない意思を持って)対応することが良いと考えます。
それでは、わたしが休みを取るうえで心掛けていることをご覧ください。
- 休む理由(建前)は不要。とにかく申請する
- 申請後は勝手な思い込みや悪い想像はしない
- たとえ職場で小言をいわれても、申請し続ける
即実践。すばらしいことです。
まわりには、勇気を出して休めないスタッフや監督者である上司もいます。
会社という組織で長く安定飛行するためにも、ここは以下のことに気をつけて対応しましょう!
- 自分が休むことは、はやめに部内に共有しておく
- 休んでいるときに、部内に迷惑がかからないよう業務を進めておく(または対応の説明をしておく)
- 休んでいるときに業務を対応してくれるスタッフへの感謝の気持ちは忘れない
- 上司や他の社員から嫌味をいわれても、ひらき直らない。そして、めげない
ちなみに、もう1つポイントがあります。
年次有給休暇の申請を「1回」で終わらせないこと(継続して申請すること)
上司や休みを取らない社員は、
とか言って、最初はブツブツ文句を言ってます。
でも、わたしの経験上、心折れずに毎月1回休みを申請していたら、
あるとき、
って、イメージが切りかわる瞬間がやってきます。
この瞬間は、いつ来るかはわかりませんが、かならず来ます。
こうなると、こっちのもの。
信じられないくらい休みやすくなります!
しかも、一度イメージができたら、
まわりは「自分がいつ休むのか、何回休むのか」をあまり考えなくなります。
ですので、それまでは文句を言われても、
と言いながら、ひるまず申請を続けてみてください。
ちなみに、
わたしが気にしないマインドを身につけるのに一番役にたった本は、
『反応しない練習』です。
わたしの実践している年次有給休暇の取り方
わたしは手帳を買ったら、最初に次の3ステップを踏んでいます。
- その月に、働く日が何日あるのかをチェック
- その月のどこで休むかを決める(月1日~2日)
- 手帳のすみに働く日数・その月に休む日数・年次有給休暇の残日数を記録
つまり、「休みの年間計画」を先に立てています。
いい感じですね。
でも休みの計画を立てるときは、次のことも注意してみてください。
- 仕事の締切や重要なイベントを調べて、休む日から外す
- あくまで計画なので、仕事の都合で休めないとわかったら、休む日を変える
- ただし、「月1回は休む」など、自分で決めたルールは守る
- ③のルールを守れなくても、「次の月に2回取る」など自分がブレないように維持する
ちなみに、この「休み年間計画」はおすすめです。
というのも、計画を立てる中で、
- 「業務の年間の流れ」や「業務の繁忙のバランス」を知り、
- 「仕事の進め方」や「休みの取り方」を自分で考えるようになり、
- 仕事や休みを自分でコントロールするようになる
といったテクニックが身についてくるからです。
そして、休暇取得を前提として、残った日数でどう業務を回すかという観点で仕事に取り組むとうまく回っていきますよ。
年次有給休暇の取り方まとめ
有給休暇を取り巻く課題や上手な取り方を説明してきましたが、最後にまとめます。
- 休む理由(建前)は不要。とにかく申請する
- 申請後は、勝手な思い込みや悪い想像はしない
- むしろ「いい休みが取れて幸せだぜ」と思うこと
- たとえ職場で小言をいわれても、申請し続ける
特別な理由(結婚・忌引きなど)をのぞくと、休みを取ることはパワーがいります。
でも、我慢する必要はありません。
まずは勇気を出して、1日休んでみましょう!
それでも今の会社が合わないと思うあなたは、転職を選択肢にいれてみてください。
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